03.01.07
葉のない植物
凡そ植物は、葉緑素を持って光合成するので他の生物に頼ることなく、栄養をとることができます。だから植物は、独立栄養生物、といいます。一方、私たち人間などのように、他の生物から栄誉をとる生物は、従属栄養生物、といいます。
でも、植物の中には他の生物から栄養を得るものもいます。それらの植物は、光合成をしないので緑色をしていません。また、葉っぱも持っていません。色が抜け落ちたような、薄白い色をしています。そして色のない、大きな花を咲かせます。
進化の過程で、そうすることで最も環境に対応したのでしょうが、悲しいと思います。環境変化に対応することで生物は生きていけます。同じ植物でありなが ら、分かれてしまった道。そのきっかけは小さくても、長い時間の果てには大きな差ができています。そして、その道はもう、戻れないのです。太陽の光は、何 の恩恵ももたらさない。従属栄養生物である人間が、それを悲しいと感じるのは、滑稽なことかもしれません。でも、きっとそれは植物の世界だけではなく、人 の社会でも見られることだと思いませんか。太陽の光は等しく降り注がない。そのとき、私たちはどういう選択をすることが良いのでしょうね。
