Archive for 5 月, 2007

05.06.07

植物の二つの”点” -(2)萎凋(いちょう)点-

Posted in 植物学習メモ at 11:32 AM by admin

高校の理科(生物)で習ったことはほとんど忘れてしまったけど、何故か記憶に残っている言葉に「萎凋(いちょう)点」というのがあります。これは、植物の生存にかかわる「point of no return(日本語で言うと、取り戻しのつかない点、かな)」。

盛夏の頃、水やりを忘れて朝顔がやわやわになっても、水をたっぷりあげてしばらくすると水を吸って元気になります。でも、何日も水やりを忘れてしまい、カリカリになった葉っぱに水をあげても、元気にはなりません。

どっちも水不足はわかるけど、どうしてやわやわなら元気になるのに、カリカリだとだめなのか。
それは、やわやわの状態は初期萎凋の段階、カリカリになった状態は永久萎凋の段階になっているからです。永久萎凋点を超えると、もう水をあげても枯れるだけなんです。

植物は独立栄養生物だけど、水は必要なんです。どうして水が必要かというのは、またいつかの機会に。
温暖化と、人々の市場経済主義によって、地球規模では砂漠化が進んでいます。まったく砂漠になってしまったところを緑化することは、とても難しいです。でも灌木が残っているところには、まだ手を打つことができます。植物の萎凋点は、地球に生存する全ての生物の萎凋点でもあると思えます。地球が枯れないように、私たちには待ったなしでやらなければいけないことがいっぱいあります。悲壮になっても好転しません。社会の価値観をシフトする時期は、既に来ていると思います。それは、今生きている私たちにしかできないことです。できることから、始めましょう。地球が枯れないために。